私は大学四年間、バイトと学校の通学に明け暮れてほとんど旅行にも行けませんでした。私の生まれは東北の片田舎であり、雪深いエリアで非常に貧しく、子供のころから貧乏な生活を強いられていたのです。父もろくに働かず、母のパート台を頼りに生活する状態で、私胃が二も三人の合計四人の子供がいて、まさに貧乏子だくさんという生活をしていました。
この困窮の生活から抜け出すには、大きく成ったらこの家を出て働くしかないと漠然と幼心に思っていたのです。そして進学を決めるにあたり、私は大学進学を希望し、東京に一人暮らしをすることを決めました。ところが家は貧しくて両親が私に大学の学費を支払えないとのことで、私はやむなく奨学金を受けて希望する大学に進学することが出来たのです。
ところが、学費以外に東京での一人暮らしは非常にお金がかかり、その生活費を賄うために、勉強以外にアルバイトをいくつも行わなければならなかったのです。学校が終わればバイト先に直行で、時にはバイト代の良い深夜から早朝の製造の仕事にも従事しました。その為自分が憧れていたキャンパスライフではなく仕事と勉強の両立だけでとうとう四年生を迎えてしまったのです。
周囲の友達は、家が裕福でコンパやパーティー、ゼミ合宿に旅行、運転免許合宿と青春を謳歌しているようでした。そうした事を私はずっと横目で見ていて、大学生活は本当に苦労の連続でやっと卒業できると疲労困憊に陥って居ました。そんなある日ゼミで親しくなった友達が、四年間まともに一緒に遊びに行けなかったのでせめて卒業旅行だけは一緒に行こうと誘ってくれたのです。私は旅行経験もなく、どこを選んでいいのかわからず途方に暮れていました。
すると友人は、一度私に美しい海を見せてあげたいと言ってくれ、沖縄旅行を提案してくれたのです。確かに東北の山深く雪深い田舎育ちで、海などをほとんど見たこともありません。加えて私の実家は非常に貧しいので、旅行など一度たりとも人生で言ったことが無いので、沖縄と言うだけで異国の地に行くかのようで心がときめきました。旅行直前はさらにいくつもバイトをし、家庭教師のバイトも加えて何とか旅行品をねん出することが出来たのです。友人はせっかくだから沖縄の美しい海でダイビングを体験してみようと提案してくれたのです。
海などにもいったことが無い私がいきなりダイビングなんて、と恐怖半分楽しみ半分で現地に向かいました。すると現地ではワールドダイビングと言うツアー会社が送迎を行ってくれ、沖縄ダイビングスポット迄つそのれて行ってくれたのです。体験ダイビングで最も人気のツアーと言うことで私は非常にドキドキしながらスポットまで連れて行ってもらいました。そこは青の洞窟と言うにんきすぽっとで、まるで写真で見たことの有るイタリアの青の洞窟と何らそん色ない美しいスポットだ多ので非常に驚いたのです。
沖縄ダイビングスポット・現地ガイドの厳選10選【2023年版】
神秘的な光を放つ海に恐る恐る顔をつけると、そこには色とりどりの魚たちが群れを成して私を優しく迎えてくれたのです。海岸からどれほど遠いのかと非常に心配していましたが、ボート移動は片道10分程度で船酔いしやすい私でも全然酔わずに行けたのが良かったです。必要なものも水着とバスタオルだけでよく身軽に参加できるのも良かったと思っているのです。
こうした美しい経験をしたことを写真で収めたいと思って水中カメラをわざわざ買っていったのですが、現地ではスタッフさんが本格的な機材で水中撮影してくださいました。これは友人との非常に良い記念写真になって私んお宝ものになって居ます。半日ほどこれで遊べWEBから予約すると割引価格で体験できたのも良かったです。